『ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「ほかの誰もがやっている」だ』ウォーレン・バフェット(世界一のバリュー投資家)

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『ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「ほかの誰もがやっている」だ』ウォーレン・バフェット(世界一のバリュー投資家)

 

 「ほかの誰もがやっている」という言葉が危険なのは、ビジネスにかぎらない。

 

 人生そのものにとっても、「ほかの誰もがやっている」というのはとても危険な言葉だ。

 

 油断すれば「ほかの誰もがやっている」はあなたの人生を食い潰す。

 

「ほかの誰もがやっている」方向に人生の舵を切れば、どんどんと本当の自分の人生を生きる機会を見失う。

 

 そして他のみんなと同じようにマーケティングに踊らされ、買い物をし、ローンを組み、車を買い、家を買い、それを支払うために、興味や、個性ではなく、喰っていけるだけ(ローンを払えるだけ)の仕事を選ばざるを得えなくなる。

 

 そんな消費資本主義の罠にハマらないためにも、横並びで生きるために周りを見渡す前に、自分の中に深く潜り、自分が何をしたいのか、何に人生の貴重な時間を捧げたいのかをしっかり見つけ出さなくてはいけない。

 

 バフェットは投資を見つけた。あなたが真にビジネスが好きならビジネスに熱中するのもいいだろう。

 

 しかし、絵が描きたいなら、絶対に絵を描くべきだし、本が描きたいなら、出版されなくても、絶対に本を書くべきだ。

 

 人は少なくとも、好きなことをすれば「好きなことをする」という報酬は得られる。それはどれだけ高い給料が支払われても他では得られない報酬だ。

 

 資本主義は素晴らしい。しかしすべてではない。誰もが消費主義に傾倒し、お金の為に生きてしまっては世界は文化的に貧しくなる一方だ。

 

 絵が売れないからと言ってゴッホが郵便配達に転職していたら、あの傑作たちはこの世に存在しながったわけだ。

 

 あなたの好きを評価するのは現代の人々とは限らないのだ。

 

 もう十分に豊かになった先進諸国の人々は、無理に経済規模を拡大させるのをやめて、本当にやりたいことに人生を捧げれば、世界は遥かに豊かになるだろう。

 

 もっと多くの小説が生まれ、絵画が描かれ、映画を撮る人もいるだろう、誰もお金にならないからと言って研究しなかった身近で小さな虫や草花、きのこの研究も進むだろう。

 

 その中から人類を救う研究が生まれるかも知れない。

 

 経済的には我々はもう十分に豊かだ。そろそろ幸福で、文化的な豊かさを追求してもいい時代になったのだと僕はそう思う。

 

 企業のマーケティング担当者に作られた「人並みの人生」を捨てて、自分の人生は自分でプロデュースしよう。

 

 現代は人類史上、最も自由に生きられる時代だ。

 

『ビジネスの世界で最も危険な言葉は、「ほかの誰もがやっている」だ』ウォーレン・バフェット(世界一のバリュー投資家)