『貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』ホセ・ムヒカ(世界一貧しい大統領)

『貧乏な人とは、少ししか物を持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ』ホセ・ムヒカ(世界一貧しい大統領)

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 ムヒカ氏はこの一文を

 

昔の賢明な方々、エピクロス古代ギリシャの哲学者 快楽主義の祖)、セネカ(小セネカとも:古代ローマの哲学者で、皇帝ネロの家庭教師を務めた)やアイマラ民族(南米の先住民族)までこんなことを言っています。

 

と、過去の賢人の言葉であるとして語っています。

 

 他の賢人たちの趣旨をこの文章で表現したのはムヒカ氏ですから、このページではムヒカ氏の言葉として扱います。

 

 と、同時に世界中に、欲望には限りがないこと、足りることを知るとが本当の豊かさであることを示す言葉があることを示しています。

 

 日本にも「知足」という言葉があり、まさにムヒカ氏の言葉と合致します。

 

 我々はまず欲望に限りがないことを理解しなくてはならないでしょう。

 

「いや、そんなことはない」とあなたは言うかも知れません。

 

「私は1兆円欲しいとは思わない」とあなたは言うかも知れません。

 

 どうでしょうか。それは欲しいと思わないのではなく、想像できない。つまり欲望に限界があるのではなく、想像力に限界があるに過ぎないのかも知れません。

 

 1億持てば、10億持つ自分が想像できて、10億欲しくなり、10億持てば、100億持つ自分が想像できて、100億欲しくなる。

 

 結局1000億持てば、1兆円持つ自分が想像できて、1兆円欲しくなるそんなものも知れません。

 

 そして、ホセ・ムヒカ氏の言葉によれば、もっともっとと欲しがり続ける限り、あなたは貧しいということです。

 

 さらに今あるもので十分だ。私はこれで幸福に生きると決めればあなたはとても豊かということになるでしょう。

 

 他人と比べなければ、生きていくのに必要なものはそんなに多くないものです。