『私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいは、グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?』ホセ・ムヒカ(世界一貧しい大統領)
『私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいは、グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?』ホセ・ムヒカ(世界一貧しい大統領)
過去において、人々は世界を神に委ねていました。
その後、「神は死んだ」という哲学者が現れ、世界は人々の手でコントロールするようになったはずでした。
その後、世界は人間の理性によって完全にコントロールできると考えた共産主義という社会体制が失敗に終わり、人々は再び、神に世界をゆだねてしまったように見えます。
資本主義という神に。
グローバリゼーションという神に。
しかしその神は本当に世界をゆだねるに値するのでしょうか。資本主義という神の正体は人々の欲望だというのに。
共産主義のような行き過ぎたコントロールも誤りですが、やはりコントロールを放棄する放任主義も間違いなのではないでしょうか?
その証拠に世界には格差が広がり、環境破壊も押しとどめられないままです。もはやグローバリゼーションはリバイアサンのように世界を滅ぼしかねません。
ムヒカ氏はこのグローバリゼーションがもはや人々を支配してしまっていることを嘆いて
『私たちがグローバリゼーションをコントロールしていますか?あるいは、グローバリゼーションが私たちをコントロールしているのではないでしょうか?』ホセ・ムヒカ(世界一貧しい大統領)
と、発言したのではないでしょうか?
そして人々の力の総体であるべき政治すらも、資本主義に侵されつつあります。希望はまだあるのでしょうか?
それとも人類は暴走する資本主義をコントロール手段をもはや失ってしまったのでしょうか?