さいとうたくみ-斎藤工さん(俳優)のオススメ本・マンガ・映画・ドラマ
【斉藤工さんのお薦め映画01】
まず、紹介されたのは名匠、シドニー・ルメット監督が1973年に発表した「セルピコ」。実話をベースに、警察内部の腐敗と戦う青年刑事の姿を描いた社会派ドラマ。主演を務めるのはアル・パチーノ。本作で初めてアカデミー賞主演男優賞候補に挙がった。「今のアル・パチーノを作ったと言っても過言ではない作品」だと斎藤さん。(featuresより)
続いて紹介するのは、"香港ノワール"の火付け役となった「男たちの挽歌」。ハリウッド進出も果たしたジョン・ウー監督が1986年に発表した本作は、それまでカンフー一色だった香港映画の流れを一変させた金字塔とも呼ぶべき作品。「本当に傑作」(斎藤さん)(featuresより)
「隠れた名作"発掘良品"」収録の後半戦。斎藤さんと石井さんが、まるで少年のように大はしゃぎしながら語り合ったのが、ホラー映画界の鬼才、ジョン・カーペンター監督が1988年に放った異色SF「ゼイリブ」。(featuresより)
最後に二人が紹介したのが、アメリカ映画界を代表する名監督、サム・ペキンパー唯一の戦争映画である「戦争のはらわた」(1977年製作)。(中略)
斎藤さんも「チープな描写が一切なく、観客が戦場に駆り出される。女性軍の描き方も意味深く、全方位的にすばらしい戦争映画」と絶賛した。(featuresより)
【斉藤工さんのお薦めマンガ01】
特に斉藤がショックを受けたというのが、自身が「大ファン」という漫画の実写化映画への主演を、事務所が断ってしまったことだという。
「1990年に『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートした『珍遊記』という作品です。同作はジャンプの歴史上『最も下品』と言われる伝説的な漫画で、連載当初から著名人のファンも多かった。斉藤本人はオファーがあった時点で大喜びだったものの、所属事務所は『来年もドラマの主演が決まっているので……』と、どうしても首を縦に振らなかった
【斉藤工さんのお薦めマンガ02】
『風の谷のナウシカ』のユパは、フィクションで出会った最初の“大人”。ジブリ作品には他人を自分以上に大事に思う正義と、宮崎駿さんの分身のようなキャラが登場するという共通点があると思うんですが、ナウシカにおいてはユパがそう。幼心にも物事の裏側を理解している器の大きさを感じました。(ダ・ヴィンチ・ニュースより)
物語の中心にいるサブキャラといえば『ピンポン』のアクマ。才能のない自分を認めて“お前は憧れなんだ”とペコに伝える場面は何度読んでも泣ける。(ダ・ヴィンチ・ニュースより)
『GIANT KILLING』も達海をはじめ、過去に挫折を味わった登場人物が多く、他者を活かすことに焦点があります。サッカーマンガですが、会社や学校での自分の立場に置き換えることができます。(ダ・ヴィンチ・ニュースより)
『バカとゴッホ』の堺はバカ呼ばわりされてるけど実は大人。好きな女子への恋が実らなくても、実らないなりの思い方がすごくかっこいい。(ダ・ヴィンチ・ニュースより)
『愛と誠』の岩清水と同じで、若いなりの熟し方というか、昔の任侠映画のヒーローのような理念がある。そんな成熟した、本当の意味で大人な男性像に憧れます。(ダ・ヴィンチ・ニュースより)