橋爪功さん(俳優)のオススメ本・マンガ・映画・ドラマ
【橋爪功さんのお薦め本01】
唸るように、けれど声を弾ませて橋爪功さんがあげた1冊は、筒井康隆氏の『懲戒の部屋』。膨大な作品群から著者自らが選び抜いた短編集だ。特に思い入れが深いという収録作「走る取的」は、たった一度の軽口が取的(相撲取り)の逆鱗に触れたために、執拗に追われ逃げ惑う男の心理を描いた作品。ダ・ヴィンチニュースより
2冊目にあげられたのは『執念の女帝・持統』(関裕二)。女性天皇である彼女の謎と真実に迫ったノンフィクションだ。「ご多分に漏れず、年を取ってくるとこういうのが好きになっちゃうんだよ。日本人はどこからきたかとか、歴史はどうだったかってね」と橋爪さんは笑う。ダ・ヴィンチニュースより
そして3冊目は、自身が主演を務めた映画『東京家族』のノベライズ小説。同作は小津安次郎監督の『東京物語』を現代版に翻案したいわゆるオマージュ作品だ。物語は、老両親が広島から上京してきたところから始まり、家族それぞれの関係と想いのすれ違い、そして優しさを描いている。ダ・ヴィンチニュースより