『私は高さ2メートルのバーを越えようとは思わない。周りを見渡して、またぎ越せる30センチのバーを探す』ウォーレン・バフェット(世界一のバリュー投資家)
『私は高さ2メートルのバーを越えようとは思わない。周りを見渡して、またぎ越せる30センチのバーを探す』ウォーレン・バフェット(世界一のバリュー投資家)
難しいことに挑戦することではなく、自分にとって簡単なことをやりなさい、ということ。
確かに世間は、苦手なことを苦労の末に乗り越えた、なんていう、成功譚をありがたがる。しかし、人々がありがたがるということはそれだけ珍しい貴重なケースであるということの裏返しでもある。
だからバフェットは、本当に成果を上げたければ自分にとっての30センチのバーを探せと言うのだろう。
たった30センチのバーを乗り越えて本当に成功できるのかと、あなたは疑問に思うだろう。
しかし、バーの高さの見え方は人によって違う。
あなたにとって見上げるような2メートルのバーもそれが得意な人には30センチのバーかも知れない。
あなたにとって30センチのバーが、他の人には2メートルのバーかも知れない。
だからあなたはあなたにとっての30センチのバーを選んで、またいで歩いても、偉大なことを成し遂げられる可能性は十分にあるのだ。
実際、バフェットは2メートルのバーを避けて、30センチのバーをまたいで歩いて世界一の投資家になったと言っているのです。
他の人にとって2メートルのバーで、自分にとっての30センチのバーを探すことが人生で成功するコツの一つと言えるかも知れません。
ただ幾つか付け加えるならば、まず、あなたがその30センチのバーを越えることが、あなたにとって興味を持ち、楽しめることであれば、なお良いということ。
さらにあなたにとって30センチのバーを、もっと上手に飛び越える人がいても、気にしないこと。
大抵の人にとって、誰よりも上手にできることなんて、そうはありません。
もし、その時点で一番ではなくても、他のライバルより長く続けていくことで、誰よりも偉大なことを成し遂げる。そんなこともあるはずです。
あなたにとって30センチのバーは何ですか?